淡路島の最北、岩屋港にある絵島は高さ20M、周囲400Mの小島。
約2千万年以上前の岩屋累層の砂岩層が露出し、波食による穴だらけの岩とまだら模様の岩で独特の景観を誇ります。
その美しい景観は月見スポットとしても名高く、平家物語「月見(巻五)」にも登場する万葉の時代から和歌に詠われた名所です。
国生み神話では、太古の昔、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)の二神が、「天沼矛(あめのぬぼこ)」で海原をかき回して、持ち上げた矛先からしたたり落ちた滴が凝り固ってできた島が日本の国土のはじまり、「おのころ島」といわれており、淡路島は最初に生まれた島といわれ、国生み神話の発祥の地となっています。
「おのころ島」には諸説があり、絵島はおのころ島の伝承地の一つで郷土記念物に指定されています。
神話と自然、歴史と技術を感じられる岩肌の模様が美しいパワースポット。